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  聞き取れない音の正体 -- 音とスピードを覚える!

 
今回は聞き取れない音の正体の1つを紹介します。

 リスニングに関しては次のような定説があるそうです。

 「音声知覚は、
 音は自分の調音の型とマッチさせて認識されるので、
 
知っているはずの単語や表現でも
 自分の発音のイメージと違えばわからなくなってしまう。」
 
 この定説は次のように言い換えることができます。

 「音は自分の調音の型とマッチさせて認識されるので、

 単語や表現のスペルを知ってはいるが、
 英語の音で覚えていない場合は

 自分の発音のイメージと違いすぎるので聞き取れない、
 ということになる。」


 つまり、内容としてはこれまで述べてきたように、英語の音を
覚えましょうと言うことです。それでは実際の音を聞いてください。
(音声は番号をクリック)

1. Hang on
one second.

 このセリフでは
hang on one に耳を傾けてください。

 これが hang on
a second. と聞こえる場合は、
聞き取るためのスピード不足が第一の原因です。

one の速さを覚え、何回か声に出してみましょう。
ずっと聞き取りやすくなるはずです。

                    *  *  *


 次に、「全体がもやもやしていて、何となくよくわからない」、という
人の場合は、スピードだけでは不十分。
鼻音口腔内のドーム状の
響き
を覚えてください。普通に言う「鼻にかかった声」のことです。

 
(鼻音とドーム状の響きの詳しい説明は→「30音DVD」

 
分かりやすくするために、強引に区切ったものが下記の、それを
遅くしたものが.です。

2. Hang on / one / second. 
(区切ったもの)

3. Hang on / one / second. (区切り、遅くしたもの)


  ここを聞き取る!

 .では、

日本語にはない、全体的に鼻にかかった声、そして
Hang on, one が「ハング・オン」や「ワン」というカタカナよりもずっと
速いことを聞き取ってください。

 .では、

単にスピードを落としても、日本語とは異質の音声は聞き取りにくい
と言うことを実感してください。


 ポイント

  ・英語の音(鼻にかかったような声)とスピードを覚える。

   いつもながら、結論はとても当たり前のことです。
   当たり前のことは当然、実行しましょう。


                            もくじ
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