LとRの発音コーナー
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聞き取るためのQ&A

Q1 LとRの法則は?
Q2 LとR、聞き分けのコツは?
Q3 ハッキリ分かるようにするには?

 LとRの法則は?
  L
Rをものにする科学的な方法や法則があったら教えてください。




  LRをものにする「法則」は、下記の当たり前のことを実行することです。

  1.発音方法、口の形などの基本を覚える。
  2.音を覚える。
                
■詳しくは→ 30音トレーニング(DVD)または発音PRO

L

R
舌の先を押しつけて「(ゥ)ル」。

唇を突き出して「ゥル」。 語頭のRは 突き出した唇を引きながら発音します。
語尾以外のLは、押しつけた舌先をはじいて発音します。 舌の先端をちょっと持ち上げて発音します(舌を丸めなくても発音できます)。

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 LとR、聞き分けのコツは?
LRの聞き取りテストをしたり、30音練習帳の聞き取りテストをしてみても、いつも同じ音に聞こえてしまいます。DVDで何度もLRを聞いているのですが、何日もやっていているのにもかかわらず、どうしても聞き分けができません。

それぞれの発音方法や特徴の理屈は分かっているのですが、聞くと違いがわからず大変あせってしまいます。。。

単語の間に出てくるRおよびLについて、もう少し何か自分で聞くことができるようになる練習する方法はありませんでしょうか・・・?
   












LRをそれなりに発音できる。でも、聞き分けができない」、という場合は、基本に戻り、ていねいに違いを確認して行きましょう。

 
■LとRの特徴
 ・日本語の感覚では、どちらも「ゥル」に近い。
 ・R の方が音の変化が大きい。
 ・両者とも、語頭と語尾では音が変わる。


 
■上達のポイント■
 ・基本を踏まえてたくさん聞く。つまり、聞き慣れること!



 聞いてみよう


 L
 舌の先を押しつけたまま発音
 しています。長く伸ばせる音。

 


R
  突き出した唇を引きながら
発音しています。長く伸ばせ
ない音。
 

次は light right で違いを聞き取ってください。最初は同じように聞こえても、
何度かくり返していると違いが分かってきます。重要なコツは「ゥル」というカタカナでは
なく、英語の音、 l rで聞き取ること!







    L:明るいイメージ    R: こもったイメージ

聞き取れない理由


波形が示しているように、LRの違いはほんの
一瞬0.1秒以下。しかも、どちらも日本語
にはない音なので、Lだけ、R だけならば区別できても、他の音が加わると、日本人の脳は
両者を同じ音として認識してしまいます。

また、よくある例は、無意識に、カタカナを基準にして聞いているケースです。
英語を聞いて、
日本語に訳す人はその傾向が強いので要注意!
lightright は、どちらも「ライト」なので、何度聞いても区別はつきません。


聞き取る方法

聞き取る方法は、あなたの脳に LRの「音」を教えていくことです。
「LとRの発音コーナー」では、そのための練習を用意しました。
「聞き分け練習」をくり返せば、やがて、はっきり区別できるようになります。

まずは次の音声で、「違いは分かる」ということを確認してください。そして、
LRに自信を付けておきましょう!

  L   R

 l / light (男性)

 r / right (男性)

 l / light (女性)

 r / right (女性)

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 LとR、ハッキリ分かるようにするには?

 LRの LとRの違いはなんとなく分かります。
 でも、日本語の「ラ」と「ル」の違いのようには分かりません。
 正直なところ、連続して聞いていると、訳が分からなくなってきます。

 ハッキリ分かるようにするにはどうしたらいいんでしょう?

































 ハッキリ分かるようにするには、A2 で解説したように、
 LとRの違いを覚えて、たくさん聞くことです。

 LとRが、明治の文明開化から現代まで、ずっと日本人の泣き所になってるのは、
 それなりの理由があります。今すぐ解決、と言うわけにはいきません。
 次のポイントを参考にしてください。

 
ポイント1:聞いて分かるとは?
 「音を聞いて分かる」とは、聞いた音を、頭の中の音と照合することです。

 頭の中に「ラ」の音がない場合に、「ラ」を聞いても、照合できないので、
 何度聞いてもわかるようにはなりません。
 L音とR音が頭の中にない場合、照合できないので、
 「何度聞いても分からない」ままです。


 
ポイント2:音は一瞬
 L音とR音の違いは、時間にすると0.1秒程度。
 非常に短いので、聞き慣れないと区別はつかない。


 
ポイント3:音の「質」
 日本語の「ラ」と「ル」は、輪郭がはっきりしている音。
 LとRは、日本語の感覚としては、音の輪郭が無いあいまいな響き。
 だから、同じように聞こえるのです。
 

 
解決策:覚えて、くり返す!
 上記を解決する方法は、次の通りです。

  LとRの発音を覚える。
  聞き慣れる。

 それは、漢字と同じです。知らない漢字は読めないし、書けません。
 読み書きできるようにする方法はただ一つ。覚えること。
 何もしないで読み書きできるようにする科学的な方法も特効薬も、
 いまのところありませんが、くり返せば、誰でも覚えることはできます。




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