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UDA式30音練習帳-みなさんの感想 |
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Dr.Teruki さん 2004・10 |
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(略)
さて、UDA様の新刊の感想を述べたいと思います。
まず全体で、「体験談」があることが大きいと思います。
このような体験談は「え、海外に長く住んでいるのに聞き取れない
んだ」とか「へー、発音を注意したらこれだけ変わるんだ」という
のを他人の体験を通じて知ることができ、特にまだ発音の重要性
にそこまで気づいてない方にはいいきっかけになると思いました。
体験記はみなさんにわかりやすい(というか、いい意味でショック
になる)のではないかと思いました。
共鳴音の解説も嬉しいですね。昔、阿知波さん(でしたよね・・・)
の"Hi"の変化を見てショックを受けたのを思い出しました。
「豆知識」は知らない人が特に多い部分だと思うので、とても
役立つと思います。(”R”に関しては私も昔は「まいて発音」と
思っていた一人なのです)
Day 7 までは、やはりDVDで口の動きや動く解説を見て、
本書で練習、というのが一番効果的と思います。
この単音部分は初期の本と比べ、写真と挿絵でわかりやすく
なっている一方、そのテーマの音だけに特化しているので、
他の音との組み合わせの練習の章があればよりよかったように
思いました。
さてDAY8からです。ここからが大きなポイントですよね。
ひとつひとつ細かく解説があり、とてもわかりやすいです。
とくにひとつずつ音声を区切って音が聞けることはとても
嬉しい部分です。
DAY9
でました(笑)、例の文章ですね。
この文章のポイントがよく分かり、はっとさせられたところも
ありました。全体でいえることですが、この「細かいところを
区切って音声もついて説明している」というところが素晴らしい
と思います。また最後にお手本、日本語アクセント、 ネイティブレベル、と上達の目安があるところがいいと思います。
DAY10
区切って練習できるのがやはりいいです。ただ、雑踏は上級用
にもっと難しいのもあってもよいのではと思いました。
DAY11
練習2〜4 の解説がもう少しあればより良いように思いました。
DAY12
この章も大きなポイントだと思います。ここのヒント、規則は
とても役に立つと思います。また、本当に頭が下がりますが、
例文がよく練られていると思います。よく使う表現が満載ですね!
(Not that I know of. などは日本人があまり知らなくてネイティブ
がよく使う表現ですね。ドラマでよく出てきたので覚えました)
付録・・・訛りは発音とリスニング学習の時の大きな課題だと思います。
全体として単音の練習帳と、応用編がバランスよく入っていると
思います。ただどうしても、「単音・発音は前提」で逆に前提だから
こそ、その部分に相当のページ数、CDの時間をさかねばならず、
重要なのはDAY8から、という点がうまく伝わらなかったのかも
しれません。
が、楽観的ですが、練習していけば皆さん気付かれるのでは、
と思います。やはり単音だけでは「壁」に当たると思いますので。
総括としては、私は「一冊で2つおいしい良書」だと思います。
Dr.Teruki さんのホームページ>>
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