英語 Q andetc.(8)  


           ここは英語に関すること、何でもありのページです。
           ご質問、ご意見お待ちしています。




   Q80 ぴょん太さん: ヘッドフォンの聞こえ方               Jan 6, 2000

   30音のビデオはいいですね! 私は一週間に2回は最低トレーニング
   するようにしています。

   洋画の聞き取りは至難の技とよく言われていますが、私はかなり楽しめ
   てますよ。聞き取り度は60%くらいはあると思います。警察物も字幕無し
   でけっこういけます。

    ところで、質問ですが、私は外がうるさいときはヘッドフォンをつけて、洋画
     を観てます。そのとき、決まってよく聞き取れます。ヘッドフォンなしの普通の
     ときよりも音がクリアです。これはどういうことなんでしょうか?
     ヘッドフォンすると、共鳴音が少なくなるのでよく聞き取れるのでしょうか?

   ■ 30音のビデオのご活用、ありがとうございます。
   ”洋画の聞き取り度は60%くらい”はすばらしい!

   外がうるさければ、人の声や音楽も聞き取りにくくなります。騒音が聞きた
   い音を妨害するためで、それをマスキング現象というそうです。エアコンを
   止めると、別のノイズが聞こえてきますが、エアコンのノイズが別のノイズ
   をマスキングするからだそうです。

   ヘッドフォンを使うと音声が直接耳に届き、また、外部のノイズも消える
   のでより聞きやすく、集中もできます。また、「共鳴音が少なくなる」から
   聞きやすくなるのではありません。むしろ、共鳴音はより明瞭に聞こえて
   きます。音楽でもスピーカーでは聞こえない細かいところが聞こえてきま
   す。


   今までは必要なときにヘッドフォンをつけていましたが、聞き取りやすいという
   理由で、今はほとんどヘッドフォンをつけてボリュームはそんなに大きくならない
   程度にしてますが、リスニングの勉強としてはまずいでしょうか?
   よかったら教えてください。

   ■ ボリュームの上げすぎに注意すれば、特に問題はないでしょう。
   (私はうっとうしくなるのでヘッドフォンはほとんど使いません。)


   Q79 みちおさん: Rは丸い感じ?               Jan 5, 2000


    L と R の区別がつくようになりました!
      (ビデオのLとRまとめのテストに限りですけど。)

     「30音ビデオ」のLとRまとめのテストをMDに落としてしばらく聞
     いていると、なんとなく違いが分かるようになったんですけど、でもその
     違いのいい表現がないなと悩んでいたら〜HAMAGIRIさんの体験レポート〜
     で「Lはアタック音が強く、Rは音が丸い感じぐらいで」ってのがありますが
     この通りですね。でも「r の音の変化が聞き取れません」っというところ
     でも同じなんです。どうしましょう?

   ■ 「Rは音が丸い感じ」に聞こえるのは変化を聞いているからと考えて
   いいでしょう。その変化は決して大きいものではなく、非常に速く、微妙
   なので「丸い感じ」が聞き取れれば十分だと思います。

   MDも便利でいいでしょうが、できるだけ映像を使うことをお薦めします。

    あと、よしえさんの体験レポートの中に
      「口の開き方等はそのあとについてくるきまりであって、とにかく音を忠実
      に再生するようこころがける。」とありましたが、これには反対ですか? 
      それとも賛成ですか?

   ■ ある程度正確な音を出せることを前提に賛成です。
   発音は口の動き、つまり、主に下あごと唇の動きで作り出すので、
   その動き方は人それぞれ微妙に異なります。その微妙な違いに
   気を取られるのではなく、音そのものに気を配るということです。



   Q78 Mickey さん: being の意味は?               Dec 30, 99

   カタカナ英語にvirus busterをかけている最中のMickeyです。 
   まず映画の質問を・・・

   @ Titanicで勉強しながら、以前から気になっていることなのですが、
     "You're being rude." や
     "Now who's being rude." など、"being" が少なからず登場しています。
     これらの文から being を省いた文とのニュアンスの違いがよくわかりません。

   A "You wouldn't have jumped." などに見られる "wouldn't have" はもやもやして
     いますが、運良く actor の口元が見えました。nativeは、さっと発音してしまう
     場合、"v"を唇を押しつけて発音しているようには思えないのですが、実際はど
     うなのでしょう。

   ■  @ You're rude.--> You = rude. あなたは(人格が根本的に) rude である。
        You're being rude.--> You're "being rude". --> それは失礼/無礼でしょう!
                       (一つの言動を取り上げて) 人格は rude で
                       はなくても、その言動はrude ですよ。
                
      A "v" は、見えないくらいに素早く、下唇の内側を上の歯に押し当てて発音し
       ているようです。

 


   Q77 ミチオさん: sumとsamはおなじ発音?          Dec 24, 99

   こんにちは。今日やっと30音の本が届きました。
   冬休みの間に練習して、来年に友だちをびっくりさせてやりたいです。
   2週間ぐらいでは無理かな?

   ところで、ちょっとした知り合いのnativeさんに聞いてみたら
   sumとsamはおなじ発音だよといわれてしまいました。
   御国柄か、それとも僕には難しいとの配慮からでしょうか。
   でもべつのnativeさんにきいたら違うとのこと。
   なぜでしょう?

   ■ sum と sam が同じ発音というのは何かの間違いでしょう。
   英語では短母音の u と a はまったく別の音なので、 sum と sam
   はまったく別の発音になります。


   Q76 かずひろさん: April の原則は?             Dec 24, 99


   約1ヶ月前に、"30音でマスターする英会話"を購入し、通勤の車の中で
   練習しております。
   さて、ホームページのスペルの読み方(1)の中で...、

   ・子音が連続していたら直前の母音を短く発音する。

    apple (p が連続しているので a を短く発音する)
    April (p が1つなので a をアルファベット読みする)

    と、あるのですが、
    apple は、第3章のスペルの原則4で理解できるのですが、
    April の a はスペルの原則のどれに該当するのでしょうか?

    また、HPの"こう活用する"の中で、
    apricot の a は [ei] とアルファベット読みとあるのですが、
    辞書で調べると、 a は [ae] とありました。

   ■ この場合は ap [ei]と app [ea] の主な発音を基準として、
   p が1つだから、と解釈しています。
      ↓
   [ei] ape, apron, April
   [ae] approach, application, appreciate

   ※「子音が連続していたら」は「同じような」を補ってください。
   スペルの原則は100%の正確さを持つものではなく、ガイドして
   頂ければと思います。

   apricot の a ですが、辞書には両方の発音が載っています。
   Los Angelesでは [ei] が一般的でした。


   参考になりました。
   年のせいでしょうか、単語をアルファベットで覚える事が出来ず、
   単語を覚えるのがとても苦痛でした。
   そんな時、"30音でマスターする英会話" に出会いました。

   リスニング力強化の為に、Real Player で海外のラジオ放送を1年ぐらい
   聞いているのですが、この本に出会う1ヶ月前までは、ほとんど聞き取れ
   ず、途方に暮れていたのですが、今では、はっきり聞き取れるようになり
   ました。これは、ほんの1ヶ月間の出来事です。

   英会話教室にも通っているのですが、
   "知らない単語は聞き取れないので単語を覚えましょう"
   と、毎回はっぱをかけられているのですが、発音をきちんと身につけて
   いれば知らない単語もちゃんと聞き取れる事を実感しています。

   "正しく発音できなければ、聞き取れない、書けない"
   ですね。


   Q75 Mickey さん: 蚊とブヨの違いは?             Dec 22, 99


   どうでもいいようで、何となく気になる単語が出てきました。
   NHKのラジオ講座のテキストに以下のような英文と日本語訳文が
   掲載されていました。

    Janet jibed that Lyle has a gnat's brain, if any.
      (ジャネットは、ライルにはたとえあったとしても蚊ほどの脳しかないとあざけった。)

   こんなことを本当に言うのはかなり勇気がいりますねえ。もっともそういう
   問題ではなく、気になっているのは"gnat"です。
   英和辞典には「ブヨ、ヌカカ、イエカ」などと、はあ?と思うような訳が出てお
   ります。ちなみに英英辞典では、いわゆるbiteするsmall insectのことだと
   書いてありました。

   そこで、mosquito = gnatかと思いきや、nativeに尋ねてみると、両者は全く
   の別物だと言います。mosquitoは間違いなく日本語で言う「蚊」。しかし、
   gnat は花の蜜を吸ったりする昆虫であるというような説明をしておりました。
   "Completely different.  NHK's made a mistake." だとのこと。

   gnat という単語に巡り合ったのは初めてですが、両者の違いはいったい
   どういうところにあるのでしょう?

   ■ ポイントを分けましょうか。
   1. > Janet jibed that Lyle has a gnat's brain, if any.
       「他人を小馬鹿にする」のですから、訳は蚊でもブヨでも、蚤でもOK
       でしょう。比喩表現だからです。

   2. 昆虫としては mosquito と gnat は別の種です。

   ですから、
   > "Completely different.  NHK's made a mistake." だとのこと。
   はやや硬直した見解といえるでしょう。

    ん? mosquito と gnat はどう違うんでしょう。
     英英辞典を見る限りではbiteするという点では共通性があるようですが・・・。

   ■ mosquito はご存じの有羽飛行吸血虫です。単独でも活動します。

   gnat は初夏から初秋にかけて当地に来ると、雨の日以外の夕方、いたる
       ところで見ることができます。

   mosquito よりも小型(アカイエカの半分くらい?)で、地上1〜2m辺りを群を
   なして飛んでおり、通常は無害です。たまに、自転車で心地よく風を切って
   走っていて、運悪く gnat の群を突っ切る羽目になり、さらに運悪く目に飛び
   込まれると、それは痛い!! 

   gnat は gnat で、えらいところに飛び込んだ、とばかりに暴れるので叫びた
   くなるくらいに痛いのです。しかし、それは非常に希な運の悪い出来事です。
   また、ブヨに咬まれると「これがまた痛いの何のって」という話は聞きますが、
   田舎の住民が田舎の住民にその痛さを説明するくらい、痛さを体験した人
   は希、ということです。
 
   私は目に飛び込まれたことはありますが、刺された/咬まれたことはまだ
   ありません。



   Q74 ますださん: beat の t は弱い?             Dec 22, 99

   R で少し混乱していたのですが、UdaさんのpageのQ&A「うがいとR」が
   とても参考になり解決しました。日常動作で説明すると解かりやすいので、
   すぐに思った形や動きができるようになりますね。

   本のCDで気になるところがあるので確認させてください。
   例文、たとえば In that case you should't beat his dog. で beat の t が
   かなり弱いか、省略されているように聞こえます。
   (ビデオで同じ例文を聞くとはっきり確認できます。)

   聞く側の問題でしょうか?

   ■ CDの場合、舌先が触れるだけの弱い t で、日本語の感覚では”聞こえ
   ない”のですが、一瞬の” t の間”が bee his dog と beat his dog の違いを
   作っています。shouldn't の t も同様です。

   よく、聞こえないからと発音しない方がいるのですが、かりに音が口から
   でなくても、舌先は t の位置に着けます。言い換えると、聞こえないくらい
   に軽く発音することをお薦めします。

   ※この音はリスニングにも影響する重要な音です。
 


   Q73 ちえさん: 発音記号は世界共通?            Dec 21, 99

   今日は質問があります。
   発音記号は全世界共通ではないのですか?

   たとえば、殊に、vowelsの日本の英和辞書で使われている[i] と[i:]は、アメ
   リカのテキストで[i]と[iy]と表記されています。もう過去に日本で習ったこと
   (なかったかもしれないが)は忘れようと努めておりますが、iとi:ではただ 
   単に長さが違うだけの印象を受けます。(私個人の偏見?)

   ところが、実際は違うのですよね。アルファベットのBの発音ですら、注意さ
   れます。[biy](日本式記載だと[bi:]なのでしょうか)となるので、ただ単に[i]
   を延ばしただけでは、充分でなく、口をもっと緊張させて、横に広げるように、
   smile 状態にしろ、といわれます。

   日本式     欧米式
    ei                 ey
       e                  3を表裏ひっくり返したような大文字 E
    u:                 uw
       ou                 ow
       c (の逆さ)       c(の逆さ)

   要は「発音できれば、こんな記号の違いはいらないのでしょうが・・・・。
   又、creaky voice が足りないとよく言われてしまいます。
   いまだにこれは出せません。イントネーションも私の重要課題です。

   これは余談ですが、vowel shift という面白い話しを聞きました。
   表記と発音が一致していないのは、このvowel shift が起きているせいで、
   最近起こっているいい例がcool という単語。

   この cool という言葉、アメリカに来ると、若者が発しているのは誰もが気付
   きます。今までの[uw]( 日本式だと[u:])から明らかにシフトしはじめており、
   1972年当時の子供の発音と、現在の子供の発音に違いがでてきている、
   というものです。

   このシフトした先は今まで発音記号の中にはないエリアだそうです。つまり
   新しい発音方法が創出されたことになるそうです。

   ■ 発音記号は日本のものとアメリカのものではまったく異なります。

     母音の発音ですが、確かに [i] と[i:]は、まるっきり違いますね。
     [i] 口を「エ」の形で(歯と歯の先端が「イ」よりも離れる)発音する。  
     [i:] 「smile 状態」で、唇を少しひき、横に引くように(日本語の「イー」
        でOK)。

     短母音と長母音では口の形が異なることが英語と日本語の際だった
     相違点の一つです。


   Q72 Aoki さん: ”clamshell” って?             Dec 20, 99

   こんばんは。
   ビデオをPCに取り込んでいるうちに、日本語字幕が邪魔になったので、
   いっそ輸入しようかと考えはじめてしまいました。

   で、amazon.com で見ていたら、"clamshell" と書いてあるのと、何も書いて
   ないのとあったんですが、ひょっとしてUdaさんこの二つの違い、ご存じです
   か?

   ■ ???です。
   カンでは一般に市販されているビデオテープのように、横が開いている
   ケースに対して、”観音開き”のケースではないかな、と思うのですが定
   かではありません。 ご存じの方、教えてくれませんか?
   
   
※後日、clamshell は”観音開き”のケースであることが判明しました。


   Q71 ぴいすけさん:アゴを下げない、でOK?            Dec 9, 99

   Q: 昨日は、いつもは聴いているだけの「やさびじ」のイントネーションを
      まねしてみました。すると・・・。できてませんでしたー、全然(やっぱり)。
      いわゆる「リプロダクション」や「フォロイング(シャドウイング)」は、や
      ったことがありますが、イントネーションを軽視(無視かもしれない)し
      ていたようです(大きく反省)。

      今日、HPを見てわかったのですが、「あいまい母音」は「狭い音」なん
      ですね。で、昨日の夜に気が付いたのですが、「狭い音」に自身があり
      ません。
      とりあえずは、「あごをあまり下げないで発音する」のだと思っています
      が、これは正しい認識でしょうか?

      イングリッシュジャーナルをスクリプトで確認しながら聴いてみたところ、
      Lと「あいまい母音」とイントネーションが弱点であることがわかりました。
      ご指摘のFINALLYについては、確かに A をカタカナ発音しています。
      なかなかしぶとく汚染されているようです。

      そういえば、始めて英会話学校に行ったときに FIRST OF ALL が
      「フェスティバル」と聞こえて、大いにあせったことがあります。
      英検準一級を目指してもがいていたころです。

      Lさんと「あいまい母音」さんとイントネーションさんと早く仲良くなれるよう
      にしたいものです。

   あいまい母音は日本語のアよりも口の開きを狭くして発音する「狭い音」
      の1つです。だから、あごはあまり下げません。

      おおざっぱですが、あいまい母音はほとんど「エ」の形。
                  短母音の i も「エ」の形。
                   book の oo もはもほとんど「エ」の形。

      それぞれ、単独ならば簡単ですが、文中になるとカタカナにつられるケー
      スがでてくるようです。
      TOEIC900点レベルの方から Lと「あいまい母音」+Wが苦手、という
      ことをよく聞きますが、その辺を攻略するといいことがありそうです。



                                   Q and A もくじ

   
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