英語 Q andetc.(7)  


           ここは英語に関すること、何でもありのページです。
           ご質問、ご意見お待ちしています。



   Q70 えいすけさん:発音記号?                    Dec 9, 99

   Q:さて、本日は、分からないことがあるのでお知恵を拝借したいと思っております。
      現在、ボキャビルのため、
      ペーパーバック Vocabulary Dynamics (ISBN 0-446-36350-2) を、ぱらぱら見
      ております。このなかで次のような表記が、繰り返し出てきます。

      For examples,
        etymology (et-a MOL-a-jee)
        synonym (SIN-a-nim)
        inclusive (in-KLOO-siv)

      このカッコの中は、一種の発音表記だと思うのですが、これってなんて言うんで
      すか? 私は発音記号(辞書に載っているやつ)があまり得意ではないので、
      この発音表記は大変分かりやすく、ありがたいのですが、普通の辞書などでは
      見ませんよね。
      ご存知の方、どんなことでも構いませんからお教えください。

    アメリカ製の辞書(多分イギリス製のものも)で使われている単語の発音
      方法を表記したものですが、正式な呼称は知りません。
      Webster's Dictionary では単に symbol と”そのまま”なので、「単語の発音

      方法を表記した記号」でいいのではないでしょうか。

   Q:この表記は、普通の発音記号に弱い私にとって、分かりやすいのですが、
      ある意味正確性に欠けるものなのでしょうか?
      如何、お思いになりますか?

    ネイティブが使っているので正確さの問題はないはずです。
      問題は記号に関わらず、読む場合の「音」次第です。発音記号をカタカナで
      読めば、それはやはりカタカナ発音となります。


   Q69 ぴいすけさん:「ほにゃほにゃ」が聞き取れない!          Dec 8, 99

   しばらく風邪で沈没しておりました。
   鼻がつまっていた日以外は、毎日ビデオで練習しています。
   今朝は、「カタカナ汚染度チェック」をしてみました。面白いですね。
   35%くらいが出ました。

   Q:今日、メールしたのはイントネーションのことです。
     まだ、テープ診断をしていただいてないのに、こんなことを言うのは、おこがま
     しいのですが、個々の音は、だいたいできてきたように思えます。

     しかし、昨日、通訳学校の中間テストがあり、題材はコーエン国防長官を交え
     たコソボ問題に関するインタビューだったのですが、半分くらいしかわからな
     かったのです・・・。
     「うーん、まだまだUDA式をマスターしてないんだ」と反省しました。

     症状としては

     1.「ほにゃほにゃ」と、何を言っているのかわからないフレーズ(部分)が多い。
     2.語頭にアクセントの来ない単語の聞き取りができない(特に母音)。
     3.弱く発音される「機能語」が聞き取れない。

     が挙げられます。

     背景知識があったので、かなり類推して訳出することはできましたが、肝心の
     「音」が聞こえなかったので、大いに不満でした。

     そこで、原因として「イントネーション」が拾得できていないのでは、と思いあた
     ったのですが、それとも、まだまだ「音」が定着していないのでしょうか?

     普段から短いフレーズがニガテで、何気ない表現が聞き取れないことがあり
     ます。ちなみに、最近CNNは「聞こえる」ようになりました。

    主な原因は「音」というよりも、
      ・イントネーションの聞き取り方
      ・アクセントのない母音+その前後の音のつながり
       がやや弱い、ということでしょう。

      対処策としては、聞き取れなかった部分の音を徹底的にチェック!
      どの文字の音が(単語ではない)聞き取れなかったのかを調べ、イントネー
      ションと合わせてしっかり覚える。
      これを続けるとけっこう早く打開できるでしょう。

   Q:それは「あいまい母音」がニガテ、と考えてよろしいでしょうか?
      「30音」やってても、「開く音」、「狭い音」よりも、
      「あいまい母音」や「発音しない音」が難しかったです。

    そうです。それと、あいまい母音は「狭い音」に入れています。
      実用上は”アクセントと発音しない母音”がカギでしょう。うっかり
      ローマ字読みをしていると聞き取れない場合は多々あります。


      Example: finally の a は発音しない--> 「ファイナリー」とのギャップが大きい!


   A68 Michey さん:outsourcing の意味!                Dec 8, 99

   nativeに尋ねてみました。米国人で大学ではBusinessを専攻した方です。
   その方によると、"outsourcing"という単語は、必ずしも外国の会社に発注する
   という意味ではなく、翻訳や通訳の仕事等を社外の人間、あるいは会社にさせ
   るという意味もあるそうです。むしろ、後者の方が主流だとのことです。

   また、ある一つの会社の中の一つの division が separate して別の会社になっ
   た場合も"outsourcing"という言葉が使えないわけではないけれど、非常にrare
   だそうです。

   こういう場合にはseparateするときの契約内容が問題になるわけで、独立して
   一つの会社になったとしても元の会社との関係が緊密な場合(CEOが同じ、あ
   るいは兼任etc.)などは、そのrareなケースのoutsourcingに含まれるそうですが、
   元の会社と全く関係のない形で会社が設立される場合には、もはやoutsourcing
   とは呼べないとのことです。

   とにもかくにも、会社からある部署が独立して一つの会社としてスタートする場合
   には、そういうプロセスを説明した上で、もとの会社とはどんな関係になるのかを
   付け加える方がよいそうです。

   ですから、outsourcingとは、基本的には私が持っていた「外注」という認識で十分
   であり、正確な捉え方であるということでした。


   Q67 Michey さん:outsourcing の意味は?              Dec 5, 99

   Q:これをお尋ねするのを忘れていました。
      "outsourcing"という単語についてです。

     会社等職場で使う場合、社外の機関、会社、あるいは特定の人物に業務を委託
     する、すなわち「外注」のことであると私は認識しています。

     しかし、1会社のある特定の部門が独立して関連会社となることを "outsourcing"
     だと言う人がいるのですけれど、果たしてこの単語にそのような意味があるのか
     否か、少々疑問に思います。

     部門が独立し1会社として登記を済ませれば、これはもうりっぱな一つの会社で
     あるわけですから、「分社」ではないかと思うのです。
     ちなみに分社を英語で何と言うかは知りませんが(><;)。

   :outsourcing  通常は外国の会社への「外注」の意味で使うようです。
     仲間内の隠語であればOKでしょうが、通常は次のように、資金形態で区別して
     います。
           支  社   a branch (office).
           子会社   a subsidiary (company).


   Q:よく耳 にするoutsourcing が使われる場面といえば、翻訳等を社外の翻訳
      会社もしくは翻訳者に してもらう、というような場合です。

   :世の中が変わって、そういう使い方ができたのでしょうか?
   
   Q:私も辞書にあたったり、友人に尋ねたりしてみましたが、みな一様にHmm...とい
     う雰囲気でした。意味こそ知らないが、上司が使っているから自分も使っている、
     という人もおりました。もちろん、その言葉の存在自体を知らぬ、という人もおり
     ました。

     せっかく英会話に行き始めたので、nativeに尋ねてみたいと思います。もし、日本
     国内で当然のごとく誤った使い方が普及しているのであれば、外国人に誤解を与
     えることにもなりかねませんよね。

     ところで・・・何がどうというわけではないんですが、リスニング、上達しているような
     気がします。特に実感するのは映画で勉強をしている時です。以前なら絶対に聞
     き取れなかったであろう文頭の前置詞や、遠くでつぶやいている話し声がかなり
     耳に入ってくるようになりました。

     もっとも、まだまだスクリプトを見ても、どうしても音と文字とが結びつかないように
     聞こえることもありますが、その時は基本的に30音に返り、とりあえず5回も聴い
     てわからなければ、チェックだけ入れてとばしています。

     うおー、今日は昼寝してしまいそうです。


   Q66 Beef さん:Lが聞こえない!?               Dec 3, 99
   
   Q:30音の本のp.72に "al" の発音は長く開く音となっていますが、"l" は発音する
      のかどうか辞書で確認したところ、次のような法則がありそうです。

      (1) al+l, al+k は長く開く音のみ
      (2) その他は長く開く音+l

     ところが本のCDで聞く already では何度聞いても "l" を発音している様には
     きこえません。also, always, almost, salt なども辞書では"l"を発音することに
     なっているのですが、どうなんでしょうか?

   CDでは already の "l" をはっきり発音しています。
     次のように聞いてみて下さい。

     1.a のどの奥から「開く音 オ」をのばし (「ア」のように聞こえる)、

     2.l 舌先を上歯茎につけて鼻でうなり (ここでうなるLの音が聞こえる)、

     3.r 口の音に戻り、「ウ」または「ル」のように聞こえる r の出始め
       から一瞬で鼻に響く音。

       1.2.3 をカタカナで続けると
       ア・ル・ウ-ル のように変化しています。
       a    l    r

       also, always, almost, salt は "l" を発音します。
       舌先を上歯茎つけながら、口+鼻でうなる感じです。


   Q65 Miki さん:休むと落ちる?!               Dec 3, 99
   
   Q:ここのところ風邪を引き声が出ないので「30音」を4日ほど
     お休みしていたのですが、たまたま「英語の世界エルハザード」
     のMakotoさんとUdaさんのやりとりの中でMakotoさんが
     「30音を毎日続けないと落ちるんです。」とありビックリして
     しまいました。

   それは私にも寝耳に水で、その後に「そんなはずはないでしょう」
      ということを伝えてあります。

      もし、正しい音を覚え、一度聞き取れるようになれば、通常は
      その音は聞こえるようになります。
      正しい音の出し方をして、正しく聞き取っていれば、練習を
      休んでもリスニングには大した影響はでないはずです。

      「30音」に限らないことですが、間違った音で練習していても、修正
      できないという欠陥があります。「30音ビデオ」の発端はその辺を
      学習者自身が矯正、修正できる教材を作ることでした。


   Q:私は購入してから約1ケ月ですが、毎日30音を声に出して
      やっておりました。(Amyさんの後に続いて)
      これはどのくらい続ければよいものなのでしょうか?
      (個人差はあるとは思いますが)

   :完成度次第なので一概には言えないところです。
      テープなどで聞いてみるか、誰かにチェックしてもらい、納得の
      いくものであればOKだと思います。
      ベストはテープを聞いてこれでよし、と自信を持つことですが・・・


   Q64 しばさん:can't と canの区別:電子辞書情報            Nov 30, 99


   Q:質問です。
      「30音」P148 B 3のListening Testですが,
      can't の t は発音しないことと,解答にあります.
      となるとcan't と can はどこで聞き分けているのでしょうか?
      文章全体の抑揚から判断しているのでしょうか?

   =========================

   以前Q&Aの頁に,電子辞書についての質問がありましたが,
   私も買おうかどうか,悩んでおりました.ところが,このたび米国
   出張が決まり(しかも先方には日本語を話せる担当者はなし!)
   あわてて,電子辞書を買うこととしました.さまざまなメーカの
   カタログを集め,

   1)収納されている単語数が多いもの(およそ70000以上)
   2)英和,和英の両方の機能を持っている
   3)発音機能がついている.

   の条件に適合するものをさがしました.
   その中から選らんだのが,SII社のSD−7000。
   他社の製品では発音機能が,主要単語のみに限られているのですが,本機は
   収納されているほぼ全ての単語を発音することができます.
   これが購入にいたった最大の理由です.

   私は,まだRとLを聞き分けられるほどの能力を持ち合わせていないのですが,
   ”ROCK”と”LOCK”を入力して発音させると微妙にRとLが異なって発音さ
   れているのが感じられます.

   その他,正式な単語でなくても,発音可能であり,
   例えば,「30音」P29に,示されている”huppy”なども入力すれば,それっぽく
   発音してくれます.本辞書の発音システムがどのようになっているのか知りませ
   んが,「30音」の一つのアルファベットが一つの音を示しているという考えで
   発音システムを作り上げている可能性はあると思います.

   その他,
   You can do.
   You can do?

   の2文を入力して発音させると,上文は,語尾が下がりぎみ.
   下文は,語尾が上がりぎみに発音されています.

   私自身が,まだいい耳を持っていないので、この辞書の発音がどこまで
   Listening と speaking の上達に役立つのかわかりませんが
   良いおもちゃにはなります.

   そうそう,リダクションはさすがに対応できていませんね.

   以上簡単ですが報告終了.
   この辞書に関する質問があれば,わかる範囲で回答させていただきます.

   : can't と can はの区別は、抑揚はもちろんですが、
     音としてはaの違いで区別します。

     can の場合は aは弱く、あいまい母音か省略し、動詞を強く発音します。
     can'tの場合は aをappleの「エァ」で強く発音します。

     だから語尾の t がなくても区別できます。


   Q63 けんさん:mとnが区別できない?             Nov 22, 99


    初めてメールを出します。私は今年の6月からシリコンバレーに来ています。

   Q:<質問があります>
      本が届いて3週間弱、たまに休んでしまうでまだ子音の練習中ですが、
      m/n/y/ngの音がイントネーションの違いくらいにしか聞こえません。
      一応意識して口や舌などは本の通りにしていますが、多分音を聞い
      ただけでは区別出来ないと思います。

      HPの中にはこのような質問が無いようでしたので練習不足なのかもし
      れません、またCDで言っている内容と図の内容が違って見えるので余
      計悩んでいます。何かアドバイスが有ればお願いします。
      これをクリアしたら母音に進みたいと思ってます

   やや期間をかけすぎのようです。出きるだけ短期間で先に進むことを
      お勧めします。

      y  日本語の「イ」で事実上はOKでしょう。

      下記の3種の違いを確認すると:

      m 唇を閉じてから口と鼻でうなる。

      n  舌先を上の歯の付け根につけたまま、唇をほんの少し開けて
         鼻でうなる。

      ng n+軽い鼻濁音

      となりますが、上記はほとんど同じような響きですから、単音での
      聞き分けは程々でいいと思います。むしろ、母音の「開く音」と
      「狭い音」の違いを聞き取るようにした方が実践的効果があります。

      CDのイラストはイメージですのであまり厳密になると???となって
      しまうようです(すみません)。その音を出したら、だいたいその形にな
      った、という感じでお願いします。

      くり返しますが、早く母音に進むことをお勧めします。


   Q62 うちみさん:nとngは違うのでは?              Nov 20, 99

   Q:発音のコーナーを一通り見せてもらいましたが、気になるところがありました。
      Student   と Bring  、Thank you の発音は違うのではないのですか。
      私の聞いたところでは前者の方は、Nの発音なのですが、後者の方は日本
      語の鼻濁音の子音にあたると思うのですが。

      特に後に母音が続く場合、BringとCanなどでは聞こえ方がちがうように思
      うのですが。

   : ngとnはもちろん異なります。
      Student はn-t,Bring  はn-g(鼻濁音)で、”n の音は同じ”という意味と
      ご理解いただきたいと思います。


   Q61 Michey さん:大きい数字は?              Nov 18, 99

   私が「30音」の門を叩くきっかけとなったのは、意外だと思われるか
   もしれませんが、日本語の「方言」だったのです。同じ道府県に住ん
   でいても地域、年代により、方言は驚くほどのバリエーションがあり
   ます。

   違う方言を持つ人がある方言を口に出したとします。私たちは、意
   味こそわからなくても、意味を尋ねるために、同じ言葉を同じ音で
   反芻して聞き返します。

   これは、日本語の「音」がわかっているからできることだと考えました。
   とすれば、正しい音がわかっていれば、日本語に限らず諸外国語に
   おいても、音さえインプットできれば「聞ける、話せる」のでは?と判断
   したわけです。

   Q:ところで、また質問です。

    ・数字の聞き取りについて
     1 million, 2 million, 1 thousand, etc. 等単純な数字はすぐに聞き
     取れますし、その貨幣価値がどのくらいのものか瞬時に判断は
     つきます。

     ところが、例えば、152,078,133など桁の多い数字を言われると、
     メモが取れない状況の場合、数字も頭に入ってこない上、その
     数字が状況により「高い」のか「低い」のか、「標準的な」もの
     なのか、ピンとこないことがあります。

     「3桁ごとに区切ってみよう」とも思いましたが、鵜田さんはどう
     やってややこしい数字を切り抜けていらっしゃるのか、聞いて
     みたくなりました。

   : まずは”慣れ”でしょう。
      具体的には「3桁ごとに区切ってみよう」でOKのはずです。

      10,000は1,000が10ヶ。
     100,000は1,000が100ヶ。

     だから、152,078,133 は million が152ヶ と 1,000が78ヶ。

     ただし、
     152million の概念が自分なりにしかとらえられないのは、時間の
     概念と同様です。60分が長いか短いか、と同じようなことですから。

     それを身近なものにするには、152million で買えること/もの、
     できることなどを具体的に考える。

     50million で、けっこうな一軒家が建つ。それが10ヶか。
     とか、自分の(欲しい)年収と比べるとか、いろいろやってみると、
     やがて数字を聞いて、ぴんとくるようになるでしょう。

     ※ 日本語の方言ならば聞き取れる、というのは大きなヒントでしょう。
       英語も聞き取れると聞き返せますからね。



                                  Q and A もくじ

   
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