英語 Q andetc.(1)   
 


           ここは英語に関すること、何でもありのページです。
           ご質問、ご意見お待ちしています。


     . .
    QA10 きょうすけさん: cars vs cards       May 24, 99  

  : ところで、全然関係ない質問です。
     carscards の発音は違うんでしょうか?

  同じです。

    学者や有識者の方はは [z] と [dz] という発音記号の違いから、
    異なる発音と分類していますが、アメリカ人ネイティブは全く同じ
    音で発音しているようです。

    「30音」のときも、[z] の練習用に birds を使おうとしたら
    ”[dz] は [z] ではない”、とクレームが付き、やむなく please を
    代用しました。

    CDで、"please" だけ上がり調子なのは、そこだけ後で差し替え
    たからです -- これ、内緒の話、でしたっけ??



    QA9 かずさん: 聞こえない!!           May 15, 99  

  : Twister の "Chris, take a look." ですが、この易しい表現が
     早口トレーニングでもよく聞こえるようになりません。どうして
     でしょう? 
          
  look k 以外は、はっきり聞こえますが・・・
    下記を試して下さい。息は「ル」の3倍の速さで出すこと!!


    (1) l   舌先を上歯茎につけたまま、口と鼻で強くうなる。

    (2) oo  唇を突き出さずに、「イ」を言うくらいの形で、ノドの
           奥で「ウ」と言う。口の中全体にも響かせる。

           (1) と(2) を続けて言う。日本語の「ル」よりももごもご  
           した響きになればOK。

    (3) k   語尾なので、軽く発音してみましょう。

           ※ take aa は「あいまい母音」。

           ノド、口、鼻によく響かせて、take a look. と言えたら
           再度、映画でご確認下さい。今度は聞こえるでしょう。

    <そして翌日>

  lookが何とか聞こえてきました(take a の部分は OKです)。

     頭で考えている音(ルッ(ク))ととのギャップが大きい、つまり、
     正しく発音できないと、やっぱり聞こえてこないです。
     もう少し時間を置いたらまた見てみます。


    QA8 Uda: 見え方について              May 14, 99  

    Uda: ほとんど英語とは関係ないのですが、知人のところで
       NS 4.5, IE 4.5 で私のページを見たらレイアウトがぐちゃ
       ぐちゃになっていました。それは仕方がないことですか?


   きくち: ざっと見たところ、IBM HomePage Builder V3.0 というソフト
        を使って作ってらっしゃる様ですね。

        実はホームページ作成ソフトで作ったホームページは、ブラ
        ウザによって変な見え方になってしまうものがあります。
        なぜならソフトが勝手にTAGを打ってしまうのですが、なか
        なか正確には打ってくれないからです。

        例えば

        <TD></TD>の数や<FONT></FONT>の数、
        また1つの<FONT>の中に文字の大きさ、色リンクしたときの
        色などを指定します。

        変なところに<BR>の改行マークがあっても変になる時もあり
        ます。<TABLE></TABLE>にくくられた中にある<TD></TD>
        や<TR></TR>の数があっているかどうかも問題になります。

        最近のブラウザーは少し変でも読み取ってしまう時もあるので
        中身をよーく見て見てください。

    Uda: ソースとやらを見てはみたのですが、???でした。

   きくち: どのブラウザでも綺麗に表示させたいとなると、本当に苦労
       するものなのです。あまり高度な機能も古いブラウザでは読み
        取ってくれませんからね。



   QA7 いわくにさん: 耳と上達について           May 6, 99   


  いわくに: ところで,アメリカ体験記も拝読した上でお尋ねしますが,
        聞き分けと言い分け(ネイティブ発音)は,Udaさんはどちらが
        難しかったですか?

    Uda: 正直に言うとよくわかりません。
         聞き分けの方がむずかしいかな?


  いわくに: リスニングの方が難しい?

    Uda: はい。
         それと、自分の発音はイッキに改善したものではなく、試行錯誤
         の連続で、何年もかかっており、今も改善しようと(たまに)あれ
         これやっています。


  いわくに: ちなみに、Rはどれ位で習得されたのでしょうか?

    Uda気が付いたら言えていた、というのが実状です。

         渡米直後は何度か r を教わりましたが、その時はまったくダメ
         でした。
         やはり、個々の音を改善ではなく、「同じに」を目指し始めた頃
         かも知れません。


  いわくに: やはり,そうか・・・(^^)

        学習した事がもう無意識に貯えられているので、改めて意識
        化するのが難しいのですね.

        車の運転と同じように,最初は,いろいろ意識しなくてはいけ
        ないのに、上達すれば、煙草を吸ったり、同乗者と話したり、
        カセットを入れ替えたり出来るのと同じです.

    Uda まぁ、そうですね。

                       


  いわくに:Udaさんは「耳の感覚が鋭い」と体験談で何人かの方が述べ
        ていましたが,趣味である音楽のせいか,発音指導の過程で
        音の識別が詳細になっていったのか知りたいのです.

    Uda: 音楽の影響は強いようです。
         また、発音指導の過程で音の識別が詳細になったのではなく、
         それ以前に聞き分けは、ある程度できるようになっていたと思
         います。


  いわくに: 何事でもそうですが,感覚の鋭さを人一倍必要とされる技能
         を身につけるのが非常に早い人は,過去,あるいは現在,歌
         や楽器をやっている人が多いのです.(オーディオマニアは分
         かりませんが)

    Uda 私はバンドをやっていたり、渡米以前からテープレコーダを使
         ってマルチ録音をしていたので、複数の音を同時に聞くことに
         は慣れています。

                       


  いわくにトマティスは聞ければ話せるといいますから,耳が良い人は
         ある程度,自分が発する音を聞いた音に近づける過程がか
         なり早いのではないかと思うのです.

   Uda: 聞いた音を「自動的に出せるようにはならない」ことは身をもっ
        て証明しています。近づける意図が必要でしょう。

        また、単に聞こえるから話せるは単純化しすぎた表現で、やや
        不正確かな。

  いわくに: 分かります.

        トマティスで「アメリカ人の耳」で聞いても,ネイティブと同じ
        発音にはならないようです.

        ただ,上記のように,電子耳をつければUda式の上達は早い
        と思います。

   Uda そうかも知れませんね。

                       

  いわくに: 実は,文化人類学者として有名なグレゴリー・ベイトソンの
         学習の3段階層(論理レベル)というモデルがあり、Uda式
         は第2,3階層にあるのではないかとふと気づきました.

        第レベルは,初めて(この場合)「発音」を学ぶ事を言います.
        まあ過去に学校で習ったのはこの際,無視します。

        人間は第1レベルで学習する内に「学び方を学ぶ」ようになりま
        す.これが第レベルの学習です.Uda式はこれに当たります.

        次の第レベルは,学び方の学び方の学び方(ややこしい!)
        です.私は,この最高レベルの学習方法に非常に興味を持っ
        ていました.

   Uda そうなんですか。

  いわくに:発音を例にとると,第レベルのメソッドであるUda式でやみく
         もの試行錯誤から 我々は解放されました.

         しかし,同じUda式で学んでも同じ単位時間内でマスターする
         ものが人によって異なる事はもうUdaさんも当然わかっていら
         っしゃると思います.

        同じ効率性の高い学習法をやりながら,習得が他に比べて早
        い人は何が違うのかを研究したのが,NLP(神経言語プログ
        ラミング)
なのです.

        私は,発音ですと,聴覚の鋭さ,口内,舌,顎,首の柔軟性,
        感覚の識別性の高さがキーになると思っています.

   Uda: 難しくなってきましたね。

                       


  いわくに:以前,聴覚を高める実験についてメールを差し上げたのを覚え
        ていますか?サックスの音を分解したものを1日数時間、2,3
        日聞くと,倍音や純音が聞き分けられるようになったという話。

        Udaさんの聴覚の鋭さも音楽からきているとにらんでいました
        が,こういう方法で聴覚の受け皿を高めておくと,ネイティブの
        発音と自分の発音を聞き比べた時にフィードバックされる情報
        が飛躍的に高まり,1回の練習の質が飛躍的に高まるのです.
        (第3レベル)

   Uda音を聞き分ける準備をするということですね?

  いわくに:そうです。

   Udaなるほど。
        次は"NLP"についてご説明をお願いします。


  いわくに: では、考えておきましょう。



   QA6 ちえこさん他多数: 「30音」のタイトルについて   Apr 27, 99   


    「30音でマスターする英会話」のタイトルですが、
     「英会話」ではない方がいいと思いませんか?

                  


    ご指摘の通りですが、いろいろありまして、「〜式」と
     「英会話」をタイトルに含むことが出版の条件だったので、
     そうなりました。

     「30音」を編集していた段階では、「一般書店に発音関係
     の本は置いてもらえない」「英会話かリスニングという言葉
     をつけないと売れないどころか、書店に置いてもらえない」
     という状況でした。

     今は大きな書店には発音コーナーがあり、この 1年でずい
     ぶん様子が変わったようです。

     そして、「30音」は発音コーナーにはなく、英会話コーナー
     にあるのはまれ、という口惜しい状況です。


   QA5 ぷらむさん: 息のスピードについて   Apr 24, 99   


   こんにちは。
   RよりもLの方が奥が深いな、と思っているこの頃です。

   ところで、息のスピードなんですけど。

   外人さんが
   常に早いスピードで息を吐いているはずがありません。
   さもなければ、長時間話すとヘトヘトに疲れてしまうか、
   すごい肺活量があることになります。

   さて、
   同じ勢いで「肺から」息を吐いて、なおかつ口から出る息が
   早く出るためには、口の中の空間か口の形そのものが狭く
   なっているに違いありません。

   庭に水をまくときに、
   ホースの口をつまむと勢いよく水が飛ぶのと一緒です。

   口の両端にキュッと力を入れるあの基本形は、
   息のスピードを増すために必要ナンではないかなぁ、と
   思っているのですが。

   間違ってます?

   ■ 口のしぼり方に関しては正しいと思います。
   でも、スピードと量は別です。スピードはいつでも速いようです。

   「口の両端にキュッと力を入れるあの基本形」は、

   口の回りの筋肉に少し力を入れて、
   「ホースの口をつまんだ状態」にしている、
   んですね --- 狭くするから速くなる。

   そして、速いけれども、息は少しずつ吐き出すのがコツです。



   QA4 なおこさんのコツ: 共鳴音が出てきました  Apr 22, 99       


   以前「お便り」に出ていた「英語を発音するために必要な筋肉」、
   ということが分かってきたような気がしています。

   口とほおに力を入れ、唇をあまり開かないで発音すると
   強い共鳴音がでるようです。


   共鳴音がない・子音が弱いカタカナ発音は、シマリがない音になる
   ので、口とそのまわりを引き締め、英語の音を出す空間を口の中で
   作る、という感じです。

   自分のことを棚にあげ、失礼ながら、NHKニュースですら、そう感じ
   ます。

   子音でしまり、母音でゆるむリズムがないと、小気味よさがなく、
   疲れてダラダラ読んでいるような印象を受けます。

   前置詞や接続詞の that を名詞と同じ強さで読むと、とても
   カタカナっぽくなるようです。

                   


   ■ 口の周りの筋肉の使い方、ということでしょう。
   ちょっと引いて、力を入れる感じ、ですね。「ダラダラ」という印象は
   イントネーションが平坦ということでしょうか?


   QA3 いわおさんと Q and A: イギリス人のRは? Apr 99

   いわお: 一つだけお伺いしたいことがあるのですが、よろしいでしょうか。

         ir,orの音なんですが、やはり舌を丸めてしっかり響かせて
        発音しないとだめでしょうか?

     Uda: アメリカ人はスペルに がある場合には を発音するようです。

   いわお: 僕は現在イギリス人の先生から会話を習っているんですが、
         この先生の発音が、ir, or の音では r が入っていないように
        聞こえるので、発音記号で、反転したe :、というように聞こえま
        す。

        自分も、irの時は、r をほとんど気にせずに発音していました。
        この音をよくするには、
        「反転したe : のまま、ノドの奥からしっかり発音する」
        というふうに気を付けてもいいものしょうか?

     Uda: いいと思います。
        今日、イギリス人が bird, work と言っているのを聞きました
        が r を発音していました。

        上記の「ir, or の音では r が入っていないように聞こえる」を、
        本当に を発音していないのか、一般的にはどうかを、あなた
        の先生に尋ねていただけませんか?


   いわお: えー、聞いてみました。
         girl で聞いてみたんですが、舌は巻き舌にしているそうです。

         口の中まで見せてもらったんですが、irの部分は、反転したe:
         を発音しつつ、舌の先はいくらか上に上がっている、といった
         ような感じでした。

     Uda: 定説とは違うイギリス式ですね。

   いわお: 確かによく聞いてみると、rの音が入っているようにも聞こえた
        んですが、やはり r の響きは少ないようです。

     Uda:やはり、聞いてみるまでは・・・

   いわお: あと、アメリカ英語のgirlとの違いも聞いてみたんですが、アメリ
        カ英語の ir はどう発音しているのか分からないそうです(笑)。


   QA2 ひとみさんのQ: 開く音について  Apr 99                

   質問ですが,カナダ人が,cot caught は同じ音だといいます。
   発音記号の a と、 が逆さになって: がついているのは、
   どちらも顎をおとして開く、同じ音ということでしょうか?

                 


   cot には「開くア」と「開くオ」の両方があります。 
     caught は伸ばす「開くオ」。

   だから cot を「開くオ」で発音する人にとっては、cotcaught
   同じ音になります。 

   「ア」や「オ」よりも下あごを下げて発音することがポイントです。

   

   QA1 ひろのりさんのQ: 開く音の聞き分け方は?  Apr 99

   「30音でマスターする英会話」、私なりに励んでおります。
   しかし、どうしても解けないQuestionが出てきてしまいました。

   開く母音についてなのですが、CDを何度聞きかえしても、
   box,stopo と、often, longo が聞き分けられません。

   184ページと186ページの発声方法を読んで自分でも試みましたが、
   もとよりCDの音の区別がつかない状態ですので、自分でその違い
   を納得することができません。
   非常にもやもやした気持ちです。何か良い方法はないでしょうか。

   ■ 上記はRに次いで多い質問です。

   boxo と、ofteno をが単音での区別は難しいようですから、
   単語で聞き分けられたらOK、とするのがいいようです。いい加減な
   答のようですが、実際、イギリス式では両者が同じに音になるから
   です。

   アメリカ式では
   box, stopo は「開いたア」
   often, longo は「開いたオ」です。

   ポイントはいずれも、

   ・日本語の「ア、オ」よりも下あごを下げ、口内の空間を広くする。
   ・「開いたオ」は唇の先をやや丸める(「オ」だから)。


   そして、見えないポイントは
   口の中全体から「のど仏」のあたりが振動するように強く息を出すこ
   とです。





                    Q and A もくじ

  
uda@awa.or.jp