やさしい発音講座                     
  

 
  謎を呼んだ用語・FAQ 

      適切な用語がないので、コーラスの表現を借りたり、
      「開く音」、「狭い音」、「共鳴音」など独自の用語を使った
      ため、多くの方を悩ませてしまったようです。すみません。
      
      主なものを改めて説明します。

Q1  付け根から下げる?

 「アゴを付け根から下げる」というのは医学的に不可能と思える
 のですが、どういうことですか?


A1

付け根そのものは下がりません。

 これはコーラスの指導で使われている表現で、下の写真のよう
 にアゴを下げる、という意味です。

      口の中に水をためる感じ。

Q2  ノドの奥?

 ノドの奥とはどこのことですか?


A2

 奥の方です。

 「ノドの奥」とは、口から大きく息を吸い込んだときに、ひんやり
 する部分のことです。この辺りが響くように声を出すのが英語の
 発声の基本です。

Q3 アゴを絞る?

  アゴは動かないので、絞ることはできないのでは?


A3

 口笛の要領です。

 これもコーラスで使われる表現で、口笛を吹くときのように、
 唇とアゴの周りの筋肉に軽く力入れることです。そして、
 唇をちょっと引いた感じが口の基本形。大事な形です。
 

  
 ← 口の周りに軽く力を入れる


Q4 開く音とは?

 「開く音」、「狭い音」ってなんですか?


A4

 30音トレーニングの用語です。

 30音トレーニングでは、母音を区別しやすいように、
 apple の a や box の o などの、日本語の「あ」よりもアゴを
 下げて発音する音を「開く音」、sit の i, home の o などの
 アゴをあまり下げないで発音する音を「狭い音」と呼んでい
 ます。
     ※詳しくは → 30音DVD




 ※不明な表現がありましたらご一報ください。