リスニング上達のための「発音」のポイント
基本語の発音
下記が一例。
two pieces in her gallery
この例でも分かるように、黒字の部分は多少間違った発音をしていても聞き取れる。しかし、「ハー」と発音している人に her は、通常は聞こえない。
her の発音を覚えると、two pieces in her gallery は聞き取れる。ここがポイントです。
強弱の原則
アクセントのない弱い母音は、あいまいになるか、省略されるという原則を単語や文で声に出して覚える。
この原則通りに発音していると英語の音声感覚が身につく。 つまり、通じる、聞こえるにつながる非常に重要な要素。
このことを軽視していると、英語を「頭の中の音」で聞いてしまう可能性があり、リスニングは難しいという結果になりやすい。
太字に注意して、次の音声を聞いてください。
There're thousands of tropical plants.
もし、太字が「サウザンズ・オブ・トロビカル」のように聞こえた場合には下記のポイントを押さえてから、区切った音声で確認してみましょう。
thou - sands / of (thousands of) sands of は「ズンズ ウブ」に近い。
tro - pi - cal (tropical) pi 「ピ」ではない。あいまいな音。 cal 「カル」との違いが分かればOK。
【この強弱感覚を身につけるコツ】 アクセントがある母音だけを強調して発音すればOK。 ローマ字読みは別物として区別する。
解説風景
写真右のグリーンが大画面に映された「30音DVD」の一部。 「突き出す形」を解説しているところ。
Amy さんの肩〜腕だけが黒く映っている。 彼女の「突き出す形」は下の写真
突き出す形(正面)
「それでは発音してみましょう」、の合図で約200人の方々が「突き出す形」で her を発音。なかなかの光景でした。